Google Meet の字幕は相手に見える? 自分だけに表示される仕組み
Google のヘルプには、会議中に下部の「Turn on captions」(字幕をオンにする)をクリックすると、字幕は自分だけでオンになると書かれています(Google の字幕に関するヘルプ)。自分が字幕をオンにしても、ほかの人の画面で字幕が表示されることはありません。
つまり「Google Meet の字幕は相手にも見えるのか」という疑問の答えは、相手が自分で字幕をオンにしたときだけ相手にも字幕が出る、ということです。字幕は画面ごとに、各自が決めます。
Clozo も同じ考え方です。Meet がブラウザに表示する字幕を読み取り、原文と翻訳を上下に並べて、話している人の名前とともに自分の Meet タブ内に表示します。通話そのものには何も追加されません。ですから「Google Meet の翻訳を自分だけに表示する」という使い方がそのまま実現できます。
Google Meet の翻訳を自分だけに表示する手順
必要なのは、パソコンの Google Chrome(116以降)と無料の Google アカウントだけです。自分もホストも Google Workspace や有料の Google プランは不要で、他社が開く会議にゲストとして参加するときにも使えます。
- Clozo を Chrome に追加します。Chrome ウェブストアから追加できます。
- meet.google.com で通話に参加します。ホストでもゲストでも構いません。
- 字幕は Clozo が自動でオンにします。「字幕を自動でオンにする」という設定が初期状態でオンなので、自分でクリックしなくても Meet の字幕が始まります。
- 初回は同意します。Clozo は何かを送信する前に確認を求めます。「同意して翻訳」を押してください。「今はしない」を選ぶと、字幕は表示されますが翻訳は行われません。
- 翻訳先の言語を確認します。初期設定ではブラウザの言語に翻訳されます。通話画面の黄色いピル型のボタンに翻訳先の言語が表示され、メニューから変更できます(76言語に対応)。
- Meet の字幕の言語を合わせます。Meet の字幕は一度に1つの話し言語にしか対応しません。Meet の字幕設定で、実際に話されている言語を選んでください。話し言語は字幕のテキストから自動で判定されるので、Clozo では読みたい言語を選ぶだけです。
- 表示を好みに調整します。ピルのメニューや設定で、「両方」(原文と翻訳)か「翻訳のみ」かを選べます。文字サイズは4段階、位置は下、上、またはハンドルで好きな場所にドラッグできます。
翻訳は、1文が終わってから約1秒後に表示されます。Alt+Shift+T を押すと、翻訳のオンとオフをすばやく切り替えられます。
Meet の字幕の言語は、通話中に More options(その他のオプション)→ Settings(設定)→ Captions(字幕)→ Language of the meeting(会議の言語)で変更します。表示言語によって名称が異なる場合があります。
字幕や翻訳は自分だけ? 参加者に見えるもの、伝えておきたいこと
ほかの参加者には、Clozo も、あなたの字幕も、翻訳も見えません。設定内容やトランスクリプトも見えません。翻訳のために送信されるのは字幕のテキストだけで、文脈として直前の1〜2文が付きます。音声、映像、参加者の名前、会議のリンクは送られません。Clozo は字幕や会議のデータをどのサーバーにも保存しません。
それでも、翻訳字幕を使っていることは参加者に伝えておきましょう。Clozo もそうするようお願いしていますし、マナーとしても大切です。会議の冒頭に、次のように一言添えれば十分です。
「リアルタイムの翻訳字幕で内容を追っているので、返事が少し遅れるかもしれません。」
こう伝えておくと、相手もはっきり話し、発言が重ならないように気をつけてくれます。それは字幕の精度を上げることにもつながります。
注意したい点が2つあります。
- 機密性の高い会議:同意すると字幕のテキストが翻訳のために外部へ送られるため、Clozo は機密性の高い会議では使わないようお願いしています。
- 画面共有:自分の画面に表示されているものは、共有すれば相手にも見えます。共有する前に、何が映るかを確認してください。
詳しくは、プライバシーの概要をご覧ください。
Clozo を使わない Google Meet 字幕翻訳の方法
Google Meet で翻訳字幕を使う方法はほかにもあります。利用できるかどうかは Google のプランによって変わるので、詳細は Google の各ページで確認してください。
- Meet 標準の字幕(翻訳なし):会議が自分の読める言語で行われているなら、「Turn on captions」をクリックするか、c キーを押すだけです。字幕は自分だけに表示され、個人の Google アカウントでも Workspace アカウントでも利用できます。
- Google の翻訳字幕:More options → Settings → Captions → Language of the meeting で Translated captions をオンにし、翻訳先の言語を選びます。Google によると、利用できるのは Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Google AI Pro for Education で、「gradually rolling out and may not be available yet」(順次提供中で、まだ使えない場合があります)とされています。Business Starter、Workspace Individual、Google One の各プランなどは対象外です。参加者は、対象の Workspace エディションを持つユーザーが主催する会議であれば利用できます(Google のヘルプ、対象プランの一覧)。
- Chrome の Live Caption と Live Translate:Chrome の設定の Accessibility にある Live Caption は、Chrome 内の音声(ビデオ通話を含む)の字幕を作成します(Windows と Mac)。Live Translate はその字幕を翻訳しますが、そのために字幕は Google に送信されます(Google のヘルプ)。
- Google の音声翻訳:話された音声を、話者に似た声で別の言語に翻訳する機能です。対応は英語とスペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語のいずれか(1つの会議につき1組)で、特定のプランが必要です。1つの会議につき90分の制限もあります。字幕ではなく、音声による翻訳です。
Clozo が役立つのは、他社の会議にゲストとして参加していて、主催者が対象プランを使っていない場合や、自分の言語が上の方法で対応していない場合です。テキストの字幕を自分の言語に翻訳し、原文も下に残します。詳しくはClozo のしくみをご覧ください。
よくあるトラブルと対処法
ほかの人に自分の字幕が見えないのですが、故障ですか?
故障ではなく、仕様どおりです。字幕は人ごとの設定です。同僚が字幕を使いたい場合は、本人が自分の Meet 画面でオンにします。
字幕も翻訳も意味が通らない
Meet の字幕の言語と、実際に話されている言語が合っていない可能性が高いです。たとえばスペイン語で話しているのに Meet の字幕が英語になっていると、字幕が意味不明になり、翻訳も同じ結果になります。通話中に More options → Settings → Captions → Language of the meeting で、実際に話されている言語を選んでください。ピルのメニューにも「字幕の言語が違いますか?」というヘルプがあります。
自分の発言が翻訳されない
初期設定では、自分の発言は表示されますが翻訳されません。翻訳の分数を節約するためです。設定の「自分の発言も翻訳する」をオンにすると翻訳されます。
通話の途中で翻訳が止まった
無料プランでは、翻訳は1日15分までです。分数は毎日 UTC の0時(日本時間の午前9時)に更新されます。カウントされるのは、実際に何かが翻訳された分だけです。残り2分になると Clozo が警告を表示します。使い切ると、Meet の字幕は原文のまま表示され続けます。Pro は月50時間まで利用できます。詳しくは料金をご覧ください。
字幕のボックスが2つ表示される
初期設定では、Clozo の字幕が Meet 標準の字幕ボックスの代わりに表示されます。設定でこれをオフにした場合は、両方が表示されます。
Clozo が字幕を読み取れないという通知が出る
Meet がページの構造を変更すると、Clozo は通話画面に通知を表示します。Clozo は拡張機能のアップデートなしで、更新されたページ情報をデータとして受け取れるので、しばらくしてからもう一度確認してください。
使う前に知っておきたい制限
- Clozo が使えるのは、パソコンの Chrome で開く Google Meet だけです。Zoom、Microsoft Teams、Webex、Meet のモバイルアプリ、Firefox、Safari では使えません。
- 翻訳するのはテキストで、音声を読み上げることはありません。音声翻訳、録画、AI による要約はなく、Meet のチャットも翻訳されません。
- Clozo が翻訳できるのは、Meet が字幕にした内容だけです。訛り、同時発言、周囲の雑音、人名や専門用語は字幕の精度に影響し、機械翻訳には誤訳が含まれることもあります。誤りが大きな損失につながる判断には頼らないでください。
- Meet の字幕は一度に1つの言語にしか対応しません。途中で言語が切り替わる会議では、Meet の字幕の言語を変更してください。
- 翻訳が表示されるのは1文が終わってから約1秒後で、1語ずつ表示されるわけではありません。
- ライブトランスクリプトはブラウザのメモリ上にのみ保存され、Chrome を閉じると消えます。TXT や PDF への書き出しは Pro の機能です。
よくある質問はFAQでも紹介しています。
よくある質問
Google Meet の字幕は相手に見えますか?
見えません。Meet で字幕をオンにしても、オンになるのは自分の画面だけです。ほかの参加者は、自分の画面で字幕をオンにした場合にだけ字幕を見られます。
Clozo の翻訳は相手にも見えますか?
見えません。Clozo と翻訳が見えるのは自分だけで、ほかの参加者には何も表示されず、ボットも通話に参加しません。ただし、字幕を翻訳していることは参加者に伝えるようお願いしています。
Google Meet の翻訳を自分だけに表示できますか?
Clozo なら可能です。翻訳は自分のブラウザ内にだけ表示されます。Google 純正の翻訳字幕は Workspace のプランによって利用可否が変わるため、設定方法は Google のヘルプで確認してください。
Clozo は音声や映像を送信しますか?
送信しません。Clozo は音声を聞き取らず、Meet が表示する字幕を読み取ります。同意後に翻訳のために送られるのは、字幕のテキストと文脈となる直前の1〜2文だけです。