スペイン語の会議で翻訳が必要になる場面
スペイン語は多くの国で話されているため、スペイン語の Google Meet 通話はさまざまな場面で出てきます。代表的なのは次のようなケースです。
- 仕事:スペイン語圏の取引先やパートナーとの打ち合わせ。あいさつが終わると、相手が一気にスペイン語で話し始めることもあります。
- 学習・留学:授業やゼミ、勉強会、交換留学先での講義がスペイン語で行われる場合。
- 面接:公用語がスペイン語の企業や大学とのオンライン面接、書類選考後の面談。
- 家族・友人:配偶者の親族とのビデオ通話や、オンラインのお祝いの席。スペイン語の授業で習ったより、ずっと速く話されることもあります。
どの場面でも、聞き取れる部分と分からない部分があるはずです。原文のすぐ下に翻訳があれば、分からない部分を読んで補えます。話し手の声の調子も聞こえ、知っている単語も拾えます。
最初に Meet の字幕言語をスペイン語に設定する
多くの人が飛ばしてしまい、その後のすべてがうまくいかなくなるのがこの手順です。Google Meet の字幕は、Meet の字幕設定で選んだ1つの話し言葉にしか対応しません。Clozo は音声を聞いているわけではなく、Meet の字幕テキストを読み取って翻訳します。実際はスペイン語で話しているのに Meet の字幕が日本語や英語になっていると、字幕が意味の通らない文字列になり、その自動翻訳も意味を成しません。
通話中に More options > Settings > Captions を開き、「Language of the meeting」でスペイン語を選びます(Meet の表示言語によって項目名は異なる場合があります。詳しくはGoogle の字幕言語に関するヘルプを参照してください)。スペイン語の地域別バリエーションが複数ある場合は、参加者の話し方に近いものを選びます。
設定を忘れても、Clozo が気づかせてくれます。Meet の字幕がすでに翻訳先の言語になっている場合、Clozo は通話中にそのことを伝え、Meet の字幕言語を変更する場所を案内します。また、黄色いピルのメニューには「字幕の言語が違いますか?」という項目があり、説明を確認できます。
Clozo でスペイン語を日本語字幕にする手順
必要なのは、パソコン版の Google Chrome(Windows、macOS、Linux、ChromeOS)で、バージョンは 116 以降、そして meet.google.com での通話です。無料の Google アカウントがあれば使え、あなたもホストも Google Workspace は不要です。ボットが通話に参加することもありません。
- Clozo を Chrome に追加します。Chrome ウェブストアから入れます。
- 通話に参加します。meet.google.com で、自分が主催する会議でも、他の人の会議にゲストとして参加する場合でも構いません。
- 字幕は Clozo に任せます。「字幕を自動でオンにする」が初期設定でオンになっているため、Meet の字幕は自動で始まります。
- 初回だけ同意します。Clozo は何かを送信する前に確認します。「同意して翻訳」を押してください。「今はしない」を選ぶと、字幕は表示されますが翻訳はされません。
- Meet の字幕言語をスペイン語にします。前の章の手順のとおりです。
- 読みます。原文と翻訳が上下に並んで表示され、話している人の名前も付きます。
自分で選ぶのは翻訳先の言語だけです。話されている言語は字幕のテキストから自動で判定され、初期設定ではブラウザの言語に翻訳されます。通話画面の黄色いピルには、翻訳先の言語と、無料プランでは今日の残り時間(分)が表示されます。
話している途中は、薄い色の暫定翻訳が約1秒ごとに更新されながら表示されます。文が終わると、確定した翻訳に置き換わります。長い文は区切って翻訳するため、翻訳が遅れにくくなっています。Meet が後から字幕を修正した場合は、Clozo も翻訳を更新します。
スペイン語の会議を追いやすくする表示設定
黄色いピルをクリックするとメニューが開きます。設定画面からも変更できます。スペイン語の通話では、次の項目が特に役立ちます。
- 「両方」:原文と翻訳を一緒に表示します。スペイン語を勉強中の方や、少し分かる方に向いています。人名や数字、キーワードは原文で拾い、残りは翻訳で補えます。
- 「翻訳のみ」:画面上の文字が減り、速く読めます。会話のテンポが速いときや、内容だけ分かればよいときに便利です。
- 文字サイズ:4段階から選べます。資料も見ながら参加するときは、大きめにしましょう。
- 表示位置:画面下(Meet 標準の字幕と同じ位置)、画面上、またはハンドルでお好きな場所へドラッグできます。顔や共有資料にかからない位置に動かしてください。
- Alt+Shift+T:翻訳のオンとオフを切り替えます。休憩中や、すでに内容が分かる部分では、無料の分数を節約できます。ショートカットは Chrome の拡張機能のショートカット設定で変更できます。
ライブ文字起こしであとから確認する
ピルのメニューの「リアルタイム文字起こしを開く」を選ぶと、Chrome のサイドパネルに文字起こしが開きます。各項目には、話した人、時刻、原文、翻訳が入っています。「検索」で金額や人名などの語句を探し、「コピー」で必要な部分を取り出せます。TXT と PDF の書き出しは Pro の機能です。
文字起こしはブラウザのメモリ上にだけ保存され、Chrome を閉じると消えます。直近の通話の文字起こしは、次の通話を始めるか Chrome を閉じるまで残ります。必要な内容は、その前にコピーしておきましょう。
自分の発言について
自分の発言は表示されますが、初期設定では翻訳されず、その分の時間を節約できます。設定の「自分の発言も翻訳する」をオンにすると翻訳されます。ほかの人がまだ話していないうちに自分が話した場合、たとえば一人で試しているときは、Clozo が「この通話で自分の発言も翻訳」というボタンを案内します。
字幕を読んでもスペイン語が聞き取りにくいときの対処法
翻訳字幕を使っても、つまずきやすい点はあります。字幕は Meet が聞き取った内容に左右されるため、早口、複数人の同時発言、背景ノイズ、なまり、固有名詞、専門用語があると誤りが増えやすくなります。次の工夫は、通話の中で失礼なく使えます。
人名・社名・地名
人名、会社名、地名は、字幕や翻訳が不自然になりがちです。翻訳の隣にある原文の行も確認し、重要な場面では綴りを聞きましょう。「¿Cómo se escribe su nombre?」(お名前の綴りを教えていただけますか)。名前やメールアドレスはチャットに書いてもらうと、さらに確実です。
数字・日付・金額
数字を1回の表示だけで信じないでください。声に出して確認します。「Perdón, ¿cuál fue la cifra exacta?」(すみません、正確な数字はいくらでしたか)、または「¿Puedes escribirlo en el chat?」(チャットに書いてもらえますか)。Meet のチャットは Clozo では翻訳されないため、長い文面は翻訳ツールや辞書を併用すると便利です。
議題と資料
通話の前にお願いしておきましょう。「¿Me puedes compartir la agenda o las diapositivas antes de la reunión?」(会議の前に、議題かスライドを共有してもらえますか)。話題や重要な用語を前もって知っておくと、翻訳字幕の内容を文脈に当てはめやすくなります。
繰り返しやゆっくり話すことをお願いする
- 「¿Me puedes repetir eso, por favor?」(もう一度言っていただけますか)
- 「¿Podrías hablar un poco más despacio?」(もう少しゆっくり話していただけますか)
- 「Uso subtítulos traducidos, así que necesito unos segundos.」(翻訳字幕を使っているので、数秒いただけますか)
最後の一文は、返事の前に少し間が空く理由も伝えられます。確定した翻訳は文の終わりから1~2秒後に出るため、返事の前に短い間があるのは普通のことです。
言語が切り替わる会議
会議の途中でスペイン語と英語などが入れ替わる場合、Meet の字幕言語は自動では追従しません。その時点で話されている言語に、Meet の字幕言語を切り替えてください。
できないこと、料金プラン、プライバシー
Clozo が翻訳するのはテキストの字幕です。音声の読み上げ、録画、要約はしません。受け取った字幕以上に正確に翻訳することもできません。翻訳には誤りが含まれる場合があるため、意思決定や契約など大切な内容は、話し手に直接確認してください。
- 対応はパソコンの Chrome での Google Meet のみ。Zoom、Microsoft Teams、Webex、Meet のモバイルアプリ、Firefox、Safari には対応していません。
- 無料プラン:1日15分の翻訳で、毎日 UTC の0時に更新されます。何かが翻訳された分だけが消費され、無音は数えません。残り2分で警告が出ます。時間を使い切ると翻訳が止まり、Meet のスペイン語の字幕はそのまま表示され、Pro を案内するカードが出ます。
- Pro:月額 €6.99、または年額 €59。月50時間の翻訳と、TXT・PDF での書き出しが付き、最大3台のデバイスで使えます。詳しくは料金をご覧ください。
Google 自身も Meet に翻訳字幕機能を用意していますが、対象は一部の Google Workspace エディションに限られ、段階的に展開中とされています(出典:Google)。他の人の会議にゲストとして参加する場合は、主催者のプランに左右されます。Clozo は Workspace がなくても使えます。
プライバシーについて:通話の中で同意するまで、ブラウザから何も送信されません。翻訳のために送られるのは字幕のテキストだけで、音声、映像、参加者の名前、会議リンクは含まれず、字幕や翻訳をサーバーに保存することもありません。詳細はプライバシーの要点をご覧ください。翻訳字幕を使っていることは、他の参加者にも伝えてください。機密性の高い会議では Clozo を使わないでください。
よくある質問
Google Meet でスペイン語を無料で翻訳できますか?
はい、上限の範囲内で可能です。Clozo の無料プランでは、1日15分の翻訳をすべての言語とライブ文字起こし付きで使えます。Pro(月額 €6.99、または年額 €59)は月50時間です。
Meet の字幕をスペイン語に設定する必要はありますか?
はい、必要です。Meet の字幕は1つの話し言葉にしか対応せず、Clozo はその字幕を翻訳します。Meet の字幕言語が実際の話し言葉と合っていないと、字幕も翻訳もほとんど意味が通らなくなります。
自分の翻訳画面は他の参加者にも見えますか?
いいえ、Clozo と翻訳を見られるのはあなただけです。ただし、Clozo は利用者に、翻訳字幕を使っていることを他の参加者へ伝えるようお願いしています。
Clozo はスペイン語の音声を日本語で読み上げてくれますか?
いいえ。Clozo が翻訳するのは Meet のテキスト字幕で、音声の翻訳はしません。通話の録画や要約もせず、翻訳字幕とライブ文字起こしをブラウザ上に表示します。