Google Meet の自動翻訳はどの方法が使える?
Meet のライブ字幕自体は無料で表示できます。翻訳できるかどうかは、プランによって決まります。違いを先にまとめます。
| Google 標準の翻訳字幕 | Clozo | |
|---|---|---|
| 使える条件 | 対象の Google Workspace エディションを使うユーザーが会議を主催していること | meet.google.com のどの会議でも可。無料の Google アカウントでのゲスト参加も可 |
| 使う場所 | Meet の設定の中 | パソコンの Chrome 拡張機能 |
| 料金 | 対象プランに含まれる | 無料:1日15分。Pro:月額€6.99または年額€59 |
会議が対象かどうかわからない場合は、まず字幕の設定を開いてみてください(次の手順1〜2)。翻訳字幕の項目が表示されればそのまま使えます。表示されなければ Clozo の手順に進みましょう。
手順:Google Meet 標準の翻訳字幕をオンにする
Google のヘルプによると、翻訳字幕は Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Google AI Pro for Education で利用できます。Google は、この機能は順次提供されていて、まだ使えない場合があるとしています。主催者が対象エディションのユーザーであれば、参加者も利用できます。
- パソコンで会議に参加します。
- More options > Settings > Captions の順に開きます。
- Language of the meeting で、参加者が実際に話している言語が選ばれていることを確認します。
- Translated captions をオンにします。
- 翻訳先の言語を選びます。
※ メニューの名称は Meet の表示言語によって異なる場合があります。
Google は、翻訳字幕が含まれないプランも挙げています。たとえば Business Starter、Enterprise Starter と Essentials、Workspace Individual、Google One の各プランです。会議がこれらのプランの場合は、次の Clozo の手順を使ってください。
手順:Clozo で Google Meet をリアルタイム翻訳する
Clozo は Chrome 拡張機能です。音声は聞き取りません。Meet がすでに表示している字幕を読み取り、そのテキストを AI で翻訳して、原文と翻訳を上下に並べ、話者の名前とともに通話画面の中に表示します。表示されるのは自分の画面だけです。ボットが会議に参加することはなく、自分も主催者も Google Workspace や有料の Google プランは必要ありません。
- Chrome ウェブストアから Clozo を Chrome に追加します。Windows、macOS、Linux、ChromeOS 上の Chrome 116以降が必要です。
- meet.google.com で会議に参加します。
- Clozo が Meet の字幕を自動でオンにします(設定「字幕を自動でオンにする」は初期状態でオンです)。
- 初回は、何かを送信する前に Clozo が確認を表示します。「同意して翻訳」を押してください。「今はしない」を選ぶと、字幕は表示されますが翻訳はされません。
- 各文が終わってから約1秒後に翻訳が表示されます。初期設定では、ブラウザの言語に翻訳されます。
話されている言語を Clozo で指定する必要はありません。字幕のテキストから自動で判別されるので、選ぶのは翻訳先の言語だけです。Meet が字幕を付けられる言語であればすべて対応し、翻訳先は76言語から選べます。
表示を調整する
通話画面の黄色いピルをクリックするとメニューが開きます。「両方」と「翻訳のみ」の切り替え、4段階の文字サイズ、字幕の位置(下、上、ハンドルでドラッグした好きな場所)を選べます。ピルには翻訳先の言語が表示され、無料プランでは今日の残り時間も表示されます。Alt+Shift+T で翻訳のオン・オフを切り替えられます。
ライブ文字起こしを使う
ピルのメニューの「リアルタイム文字起こしを開く」を選ぶと、Chrome のサイドパネルに文字起こしが開きます。各項目には話者、時刻、原文、翻訳が入ります。「検索」と「コピー」も使えます。TXT や PDF での書き出しは Pro の機能です。文字起こしはブラウザのメモリ上にだけ保存され、Chrome を閉じると消えます。
仕組みの詳細はClozo の仕組み、無料プランと Pro の制限は料金をご覧ください。
Google Meet のリアルタイム翻訳、ほかの方法
Google が提供する方法がほかに2つありますが、どちらにも条件があります。
- Chrome のライブキャプションとライブ翻訳(Windows と Mac)。Google の Chrome ヘルプによると、設定 > ユーザー補助 > ライブキャプションで、ビデオ通話を含む Chrome 内の音声の字幕が作られ、処理はデバイス上で行われます。同じ画面のライブ翻訳(「Translate to」)でその字幕を翻訳できますが、その際、字幕は Google に送信されます。
- Meet の音声翻訳(Speech translation)。字幕ではなく、話者に似た声で話される翻訳です。Google は Google AI Pro、Google AI Ultra、Business Standard/Plus などのプランを挙げており、1回の会議につき90分の上限があります。対応言語は英語とスペイン語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語・イタリア語のいずれかの組み合わせで、1回の会議につき1ペアです。
自分のペースで読めるテキストが欲しい場合、これらの言語の組み合わせに入らない言語を使う場合、会議のプランが Google の機能に対応していない場合は、Clozo がその隙間を埋めます。一方、翻訳された音声が必要な場合は、テキストの翻訳しかしない Clozo は向いていません。
Google Meet の翻訳がうまくいかないときの対処法
翻訳の内容がおかしい
Meet が字幕を付けられるのは、字幕設定で選ばれている1つの言語だけです。たとえば参加者がスペイン語を話しているのに Meet の字幕が英語に設定されていると、字幕も翻訳も意味の通らないものになります。通話中に More options > Settings > Captions > Language of the meeting を開き、参加者が実際に話している言語を選んでください。Clozo のピルのメニューにも、この点を説明するヘルプ「字幕の言語が違いますか?」があります。
翻訳字幕の項目が見当たらない
会議が対象プランではないか、機能がまだ提供されていない可能性があります。その場合は Clozo を使ってください。
字幕が表示されない
Meet の下部にある「Turn on captions」をクリックするか、c キーで字幕の表示・非表示を切り替えます。字幕がオンになるのは自分の画面だけです。Clozo を使っている場合は、設定の「字幕を自動でオンにする」が有効になっているか確認してください。
通話の途中で翻訳が止まった
Clozo の無料プランでは、翻訳できるのは1日15分で、毎日 UTC の0時(深夜)に更新されます。数えられるのは、実際に何かが翻訳された分だけです。残り2分になると警告が出て、使い切ると Meet の元の字幕だけが表示されたままになります。Pro なら月に50時間まで翻訳できます。
Clozo が字幕を読み取れないという通知が出た
Meet がページの構成を変更したときに起こります。Clozo は通話画面に通知を表示します。更新されたページのセレクタをデータとして受け取れるため、拡張機能のアップデートなしで対応できる場合があります。
会議の途中で言語が切り替わる
Meet が字幕を付けられるのは一度に1つの言語だけです。話される言語が変わったら、Meet の字幕の言語も切り替えてください。
Google Meet 字幕翻訳の限界
- Clozo が使えるのは、パソコンの Chrome で開いた Google Meet だけです。Zoom、Microsoft Teams、Webex、Meet のモバイルアプリ、Firefox、Safari では使えません。
- 翻訳するのはテキストで、音声ではありません。録音、要約、議事録の作成はしません。Meet のチャットも翻訳されません。
- 翻訳できるのは Meet が字幕にした内容だけです。訛り、同時発話、周囲の雑音、人名や専門用語は字幕の精度に影響し、機械翻訳には誤訳が含まれることがあります。
- 翻訳は1語ずつではなく、文が終わってから約1秒後に表示されます。
プライバシーについて:Clozo が翻訳のために送るのは字幕のテキスト(文脈として直前の1〜2文を含む)だけで、同意したあとにのみ送信され、EU 内で処理されます。音声、映像、参加者の名前、会議のリンクは送られません。詳しくはプライバシーのポイントをご覧ください。Clozo では、字幕が翻訳されていることをほかの参加者に伝えること、また機密性の高い会議では使わないことをお願いしています。
よくある質問
Google Workspace がなくても Google Meet を翻訳できますか?
はい。Google 標準の翻訳字幕は、対象の Workspace エディションを使うユーザーが主催する会議が条件ですが、Clozo なら無料の Google アカウントで、ゲスト参加を含むどの Meet の会議でも使えます。
Google Meet にはリアルタイム翻訳機能が標準でありますか?
一部のプランで利用できます。Google は Business Standard や Plus、Enterprise Standard や Plus などで翻訳字幕を提供し、一部のプランでは別途、音声翻訳も提供しています。提供状況は変わることがあるため、Google のヘルプページで確認してください。
自分の翻訳はほかの参加者にも見えますか?
いいえ。Clozo の翻訳が見えるのは自分だけです。字幕を翻訳して使っていることは、ほかの参加者に伝えてください。
Clozo で Google Meet の字幕を翻訳するのは無料ですか?
無料プランでは、全言語で毎日15分の翻訳とライブ文字起こしを使えます。Pro は月額€6.99または年額€59で、月に50時間の翻訳が含まれます。